結婚式!晴れ舞台、女性にとっては一度は着てみたかったウェディングドレス、男性も愛するべき生涯のパートナーを側に沢山のご友人の前で決意表明!でも、実際のところゼクシィなどのウェディング情報誌で見た見積り料金のつもりで結婚式場のプランナーさんと打ち合わせをしたら、ありえないくらい高い金額になってしまった!というお声をお伺いすることも少なくありません。
結婚式にお金にケチケチしたくない!とはいえ、新婚旅行をはじめ、今後の夫婦生活でもお金は必要なのは紛れも無い事実。
本記事ではウェディングフォトグラファーの視点から、なるべく結婚式で費用を抑えるため、ひょっとしたら新婚旅行の海外へ行くお金くらいは浮いてくるんじゃないだろうか?という日頃の疑問をもとに費用を劇的に安くする実践方法をご紹介いたします。
1. 自分達ができること・してあげたいこと
「結婚写真を確実に宝物にする効果実証済の5ステップ」でお伝えしたように、結婚式の準備段階では式場での話の視野だけではなく、もっと幅広い視野で自分達ができること・したいことを明確にしていくことが大切になります。
結婚式は自分達のためだけではなく、遠方からお越しになる友達やご親族の方々のことも考えていくことが大切。
そしてそんな人を想い、お二人の結婚式を心から楽しんでいただいた方々の気持ちが、これから歩んでいくお二人の新生活で何らかの手助けになることは間違いありません。
その為にできることはなんだろう?と自問自答してみてください。
きっと見積書の中に、必要なもの、省いていい項目が出てくるはずです。
2. 写真代を節約する
結婚式の見積書において数十万円以上のコストがかかる項目に先ず目がつくのは”写真代”だ。
Ms Photographyにも結婚式場での見積りが出た「写真代が高すぎる!」という相談が相次いでいる。
・結婚式場での写真代は20万〜30万円以上が相場
・カット数・撮影枚数が料金ごとに決まっている
・どんなカメラマンが撮るのかわからない
・アルバイトや研修中などの下手なカメラマンにあたることもある。
・撮影方法がマニュアル化されているので個性もない
沢山の相談をいただいて出た結論は「結局写真とは芸術であり、作品なので人によって好みが違う。自分達の予算・理想に合った結婚式の写真の方が遥かに重要」ということだ。従って現在では沢山のカップルが、自分達の好きなカメラマンに撮ってもらっているケースが多い。
2-1. 持込みカメラマン(外注)の重要性は飛躍的に高まっている
インターネット、検索エンジン、ソーシャルネットの登場により、これまで雑誌や結婚式場で得ていた情報とは異なり、多くのカップルが自分達でより幅広い視野で写真・カメラマンを選択できる時代となりました。
例えば、売れっ子の結婚式カメラマンによくある傾向は
・ブライダルハイシーズンへの問い合わせが多くて対応できない。
・何十組のカップルが同じ大安の日にキャンセル待ちをしている。
・1年後、2年後の予約が既に何十件がきている
・自分の活動地域だけでなく、東京・沖縄・九州など各都道府県から問い合わせがきている。
といった具合だ。
1人のカメラマンが1年間で結婚式を撮影できる数は年間およそ100件前後。
その1人のカメラマンが1人では対応できない問い合わせ数ということは年間で株式会社でも広告を出したりしていないカメラマンに200〜300件の撮影の依頼・要望・相談が寄せられていることになる。
ここからわかるように、「誰しもが結婚式の写真の値段が高い、あるいは条件に納得いっていない」というのがわかる。
2-2. 撮影枚数(カット数)の注意点
特に式場での撮影プランで注目してほしいのが、撮影枚数によって料金が異なっている場合があることだ。
・挙式・披露宴 200カット 150,000円
・ 挙式のみ 100カット 100,000円
カット数とは実際に新郎新婦の手元にいく「写真の枚数」を示している。
しかしながらこのカット数に対するプランが生まれたのは、まだ結婚式の写真をフィルムカメラで撮影していた時代の名残であることを覚えていていただきたい。
昔のフィルムカメラといえば24枚撮りのフィルムが1本だったが、現在はデジタルでストレージHDDなどの容量があればあるほど撮影できる。
だからカット数で値段を決めるということは、古い昔からの都合を使った言い訳のような値段なのである。
ちなみに現在のデジタルカメラのシャッターの耐久は上位モデルで15万回と言われている。
つまり下位モデルのデジタルカメラでカット数を少なく決めてしまって、高い料金設定で商売をした方が儲かるというのはご理解いただけるだろうか?
2-3. 撮影料金は写真の善し悪しの決定において重要ではない
結論から言えば写真は「好み」である。
Aという売れっ子カメラマンが大人気な一方でも、誰しもがそのカメラマンに撮影を依頼するとは限らない。
実際にAが居る状態でBやCといった人気カメラマンが居るということは、BやCのカメラマンに撮影を依頼するカップルが居るからこそ存在する。
撮影料金が60,000円のカメラマンも居れば、80,000円のカメラマンも居る。
中には500,000円なんていう撮影料金を掲示しているカメラマンも居れば、30,000円の激安をうたっているカメラマンもいます。
数字だけを見れば、勿論一番安い金額のカメラマンが良いわけだが、自分達の好みに合っているかどうか、どのカメラマンも決して同じ写真を撮るわけではなく、既に結婚式場で写真をオーダーするよりも安いわけだから、自分達の好み、思い出の残し方に一番ふさわしいものを、ご家族やご夫婦で相談をして安さや高さの金額に振り回されることなく自分達の意志で検討することを推奨します。
3. ムービー・エンドロールの出費を最適化
結婚式の写真の費用をおさえることができたら、次に着手するのは映像撮影の費用対策だ。
いくら一生に一度の結婚式といっても、だらだら撮影した小学校の運動会のような映像に20万、30万円も支払うのは誰しも抵抗があるのは事実。
実は結婚式の映像撮影には写真と異なり、アフターオーダー(後日注文)が存在する。
新郎新婦がオーダーしていない映像撮影を当日とりあえず撮影だけして、後日短時間のハイライト映像を観て購入を検討してもらうというシステムだが、このシステムが存在するということは、いかに映像撮影を必要としない新郎新婦が多いということがわかる。
3-1. 写真と併せて映像撮影のビデオカメラマンも探す
項目2の写真代の節約で述べたように、結婚式のムービーカメラマンもフリーランスの外注を探すことが結婚式の費用対策効果のひとつ。
インターネットやSNSで探してみれば100,000円〜の予算で撮影してくれるカメラマンが多いはずだ。
そしてビデオカメラマンにはプロフィール映像やエンドロールなどの制作にも対応してくれるサポート万全なカメラマンがほとんど。
これをきっかけに式場で出してもらった見積り表を無視して、自分達で外注カメラマンに頼んだ場合の見積りを出してみよう。
3-2. 外注に頼んだ場合の見積り価格の目安
・写真撮影 60,000円〜
(カット数無制限 / 打ち合わせあり / どんな写真を撮るカメラマンかわかる)
・エンドロール 120,000円〜
・プロフィール映像 30,000円〜
合計金額 210,000円〜
3-3. 式場に頼んだ場合の見積り価格の目安
・写真撮影 200,000円〜
(カット数に制限 / 打ち合わせ無し / どんなカメラマンが来るかわからない)
・エンドロール 150,000円〜
・映像撮影 200,000円〜
合計金額 550,000円〜
3-4. 費用対策効果は100,000〜300,000円以上!!
これだけの差額を外注に委託するだけで実現できれば、新婚旅行の1回分くらいの旅費は浮いてきます。
また、この100,000円〜300,000円の差額でゲストや今日まで育てていただいたご両親に何かお返しをするにも十分な金額だ。
4. 実践方法に見合った会場を探す or 交渉する
さて、ここで費用対策効果が大きく出る実証は済み、自分達の好みのカメラマンを選定することもできたが、果たして結婚式場が外注の持込みを許すかどうか?といった問題が生じる。
自分達の目的に合わせて、一生に一度の結婚式をお手伝いしてくれる親切な結婚式場を探しましょう。
5. 結婚後も費用対策効果を更に深める
撮影した写真を確認して、自分達の理想通りの写真が手に入ったら、是非ともそのカメラマンとの繋がりは大切にしよう。
なぜなら今後の結婚生活、子供が生まれた時など必ず人には写真が必要な出来事が起こるからだ。
その時に、気軽に相談できるカメラマンが居れば、従来の価格よりも安く引き受けてくれるかもしれない。
またその差額で自分達で美味しいものを食べて贅沢することが可能。
まとめ
ウェディングカメラマンの視点から写真と映像撮影に特化して「結婚式の費用を劇的に安くする実践方法」をご紹介してきました。
他にも引出物や二次会の会場選びなど、より多くの情報を手に入れれる時代だからこそ、一つのプランの中で悩まず、大きな視野で様々な情報を手にして検討材料とすることを推奨いたします。
そして何より金額だけではなく、素晴らしい1日を彩るために、自分達に合った選択をできるようにしよう。
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ウェディングカメラマン 寺川昌宏
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