ご自宅で結婚式の前撮り（和装の写真撮影）
先日は大阪から鳥取まで、結婚式の和装前撮りの写真撮影へ京都のヘアメイクさんとご一緒にお伺いさせていただきました。
いろんな結婚式の写真がありますが、結婚、嫁入りと様々な文化と歴史的背景がある人の日々営みの先に一度だけある結婚。
その際のお写真はどんなものがいいでしょうか？PinterestやInstagramに載っているような流行りの写真が良いでしょうか？
確かに、その時代を語る上で流行りは欠かせないし、撮りたいもの、着たいドレスや衣装、ヘアセットは沢山チャレンジして楽しんでいただきたいのですが、実はご自宅や、実家、ご両親とのお写真というのは、何より一番大切なもの。結婚するときは何気に無視できないですよね。
写真が残って入れば、気持ちも思い返せたり、育った家でいろんなことがあったなぁと思い返しながら
「ここでお母さんと口論になったな」
とか（笑）
そんな良い思い出も、反省入り混じる思い出も（笑）全部含めた感情さえも置いているのが育ったご自宅。
良いとか悪い、大きいとか小さいとかじゃなくて、誰にでも育った町や家に思い出はあるもの。
そんなものすら結婚式のときに、自分たちが生きた時代でやりたいことと、少しオプションで付け加えると素晴らしいなぁと思います。
和装は白無垢と洋髪で
ご自宅ということもあり、お着替えやセッティングもすぐそこにあるので、撮影がかなりスムーズに進んでゆきます（笑）
関西だと京都の祇園とかでよく和装前撮りされていますが、最近では撮影する方が多すぎて問題になっているのも事実。
果たして本当にみんながみんな京都の祇園で撮る必要があるんだろうか？とさえ結婚式の前撮りカメラマンを続けていると思いますが、そりゃやっぱり関西人でもそうでなくても京都への憧れはありますよね。
けどそんな定番とはまた違ったことを、カメラマンと一緒にディスカッションしながら、自分たちだけの本当のオリジナルウェディングフォトを考えてみるのも良いかもしれません。
だってそれはカメラマン（僕）とちょっとLINEとメールするだけで済む話ですから（笑）
表情を活かした結婚式の写真
さて、ご自宅ですが、やはり神社や街中よりもロケーションはそんなに広くはありません。
なので撮れる場所も限られている分、その時の雰囲気や表情、カメラマンと2人やご家族が一緒に過ごしている感覚も大切にしてゆきます。
僕はどっちかと言うとカメラに集中するタイプじゃなくて、かなりベラベラとおしゃべり交えて撮影するタイプ。
それをコミュニケーションとまでは言いませんが、あえて自然を求めているわけでもなく、でも決まった形よりナチュラルな感じが良いとは思うのですが、人と人がしっかり出会った感覚というものを大切にしたいです。
というのもずっと海外旅して写真撮っているときから、ずっとそんな感じだったので、カメラマンというよりかは、写真家としてのスタンスかな。
今回の和装前撮りのケース
普段、和装前撮り（ロケーションフォト）の撮影を関西でご依頼いただく際は
・男性カメラマン（僕）
・女性ヘアメイク（着付けも込み）
・色打掛 OR 白無垢
・紋付袴
・小物など全て
・写真（全カットデータ）
を全て込みで和装撮影プランとして込みで行っております。
今回の新郎新婦さまは、白無垢と綿帽子のみご自宅にあるものを。
ヘアメイクとカメラマン、あと新郎さまの紋付袴のみ当方でレンタルされました。
確かに必要な部分にコストをかけれる自由度の高い結婚式のロケーションフォトは効率的。
結婚式より、前撮りのカメラマンを選ぶ方法
結婚式でカメラマンを選ぶ方法と、もうひとつ結婚式の前撮りカメラマンを選ぶ方法の2つあります。
実際に結婚式の前撮りを専門にされているカメラマンを選んでみるのも良いかと思います。
結婚式の写真撮影はどうしても、撮影当日にカメラマンと新郎新婦がコミュニケーションがしっかり取れないデメリットもあります。
それに瞬間を掴まえる写真ではあるものの、それはカメラマン自身の自己満足で撮っただけのカットが多かったり、インスタグラムやPinterestで載っているような
結婚式の撮影指示書
よくあるカット、このシーンはこう撮る
といった意図で撮っただけの写真が、果たして家族の宝物になるのかイメージしてみるといかがでしょうか？
もちろんご希望のカットも撮りながら、カメラマンのエゴだけではなく、2人とカメラマン、またはそのゲストやご両親も含めて作り上げるものが結婚式の写真。また写真家選びにあたってはその瞬間をどんな気持ちで撮ってくれるカメラマンなのか、写真家なのか、アーティストなのか？
それを判断するには、営業的に奨めてくる自社にとって都合の良い写真を推奨される方よりも、メリットもデメリットも含めて、しっかりとした過去の実績や判断資料からポートフォリオ、撮影料金からシステムまでを全て兼ねそろえているフォトグラファーを自分たちで選別して判断してゆくことも、結婚という節目を迎える良い大人として、大切な経験なんじゃないかなと思います。
しっかりコミュニケーションが取れたら、次はまた色んな相談ごとができる写真を交えた人付き合いを。
結婚写真、前撮りや記念写真は自由なもの
さてご自宅での和装前撮りでしたが、こちらのご自宅、やはり大きいですね（笑）本当に素晴らしいご自宅でした。
こうしてご自宅や撮影場所を選ばずに結婚式の写真を様々な人の気持ちや撮りたい場所を一緒に考えてゆきながら、衣装屋さんにヘアメイクさんに助けていただきながら撮影をできる達成感というのは、カメラマンとしての感想ではありますが、計り知れないものがあります。
そんな嬉しい、楽しいをたくさん、いっぱいに。
また素敵な和装前撮り、ロケーションフォトが行えますように。
日本全国どこへでも行きますし、海外もお気軽にご相談ください(^^)b
本記事の結婚写真の撮影と執筆
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MS PHOTOGRAPHY主宰。大阪・関西を活動拠点に日本全国40都道府県で前撮り・フォトウェディング・結婚写真の撮影を行っています。写真歴17年。現在はフォトスタジオの企画プロデュース・父・夫として仕事に家事育児と奮闘中！
ウェディングカメラマン寺川昌宏の紹介
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