先日、ポストに入っていた一通のハガキ。
幸せが写真を通じて巡り巡ってくるとはまさにこのこと。
5月に撮影させていただいたご夫婦から、撮影へのお礼のハガキ。素晴らしい夏のご挨拶を頂きました。
オシャレな雑貨屋さんの商品のディスプレイに並ぶような素敵な言葉以上に伝わる、気持ちを込めて書いていただいた字の走り方、それに伴う1日をお手伝いさせていただいたカメラマンですら知らなかったエピソードに、自分の写真がお二人だけではなく、ご両親・ご家族にも伝わったのかと思うと、今5月の日々が夏の暑さと共に熱い想いでいっぱいです。
新婦様からのお手紙
「毎日暑いですがお元気ですか?遅くなりましたが改めてお礼のお手紙です。
パーティーでは大変お世話になりありがとうございました。
頂いたデータを開いてびっくり沢山撮影して頂き枚数いっぱいで感謝です!!
私たち以上じゃないかというくらい写真を楽しみにしていた新婦母も大変喜んでました!!
自分の作ったドレスを生で見られなかった分すごく気になってたみたいなので色々なカットがあったのが嬉しかったようです。
私達も友人達への感謝を伝えたい思い出か、作りたいと思っていたので沢山の笑顔を写真という形に残るものとして頂き、
データなので現像して配ったり加工してお礼葉書にして皆に贈ることができて嬉しいです!!
これからも益々のご活躍を応援してます。私もジャンルは違えどもモノ作りをしているので、寺川さんが頑張っているとはげみになります。
ではでは、暑い日がまだ続きそうなのでお身体にはお気をつけて!」
もうひとつのエピソード
ハガキの裏面には、披露宴結び後に僕が建物の上から撮影した全員集合の写真が綺麗にプリントされていました。
と、これがもう一つのエピソードではありません!
この手紙を頂いて、これから結婚式の写真撮影を考えられている方へ、1組のご家族の声をお伝えしたいと率直に思いました。
今回、本ブログに新婦様のカメラマンへの手書きのハガキ、そして写真を使用させていただくにはしっかりと許可を頂かなければいけないので拙いご連絡方法ではあるものの、こちらの新婦様にメールという現代の手紙の手段でお礼のご連絡をさせていただきました!
「紹介、大丈夫ですよ〜私の拙い文章で寺川さんのお仕事のお役に立てるのならゼヒお使いください☆」
優しい〜!!新婦様〜!!!
優しさはそれどころではおさまらず
「余り派手でない私達で印象薄いと思ってましたが、覚えてて頂き嬉しいです☆」
撮影を担当させていただいたカップルは打ち合わせから撮影〜お写真のお届けまで、全ての行程を担当させていただいておりますので、一組一組しっかりと覚えています。勿論、数を重ねればそのカップルの披露宴の進行内容とかの記憶も若干薄れていくのですが、人間って本能的に感動したり、素晴らしい時を共にした記憶というものは消えることはないのでしょうか?忘れることってないです。
そして僕自身が結婚式のカメラマンであったからこそ出会えたお二人。
お二人が僕の作品に何か感じるものがあったからこそ残すことのできた写真達。
結婚式って会場・計画・料理・演出・接客・音響・映像・写真・引出物と沢山の項目や人それぞれに重大な役割がある中、全てにおいてどれかが突発的に良いから必ずしも素晴らしいだとか、お金をかけたから必ずしも良いというわけではなく、全体的なバランスが整った上で、はじめてご家族のストーリーが未来へ綴られる総合力かと思います。
しかしながらそんな平均的であるべき並びの中に立つべきカメラマン、そしてお届けした写真が、この夏の暑い季節に、ハガキにインクがのり、字が走り、言葉が生まれる。日本のどこかの誰もが見慣れた赤いポストに投函され、郵便配達の方々の手によって関西、そして大阪の僕の元へ届けられます。
手紙って何て素晴らしいんですよね。
ここであえてもっと沢山の手紙を貰えるカメラマンになります!とは言わず、もっと手紙を書けるカメラマンになりたいと思います。
MS Photographyをはじめた時、今もなおずっと心に決めていることは「丁寧に人に向き合って仕事がしたい」
撮影には、必ずストーリーがあります。
そしてまたこの写真とハガキが、将来に向けてどんな時間の交わり方をはたすのか、それはその日までの秘密です。
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ウェディングカメラマン 寺川昌宏
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