こんにちは!ウェディングカメラマンの寺川昌宏です。大阪の関西を拠点に結婚式の写真撮影や和装前撮りなどの写真撮影を行っているカメラマンです。
今回は2020年8月下旬に発売されたEOS R6。本機発表後、メーカーの予想を上回る予約数があったようで、EOS R5と同様、世界的に供給不足になっているEOS R6を奇跡的に1台、プロカメラマン独自ルートで手に入れることができましたのでレビューさせていただきます。
また僕はプロカメラマンとしてのキャリアは10年弱。プロデビュー前からずっとキヤノンのカメラを使い続けてもう15年ほど経過しようとしています。
フルサイズ一眼レフカメラ(5Dシリーズ)とミラーレスフルサイズ一眼レフ(EOS Rシリーズ)のキヤノン製品をはじめ、過去に試験的にSONY α7ⅲなども試験的に導入した経験もあるので、過去の様々な一眼レフカメラの使用経験からレビューさせていただければと思います。
EOS R6+RF15-35mm F2.8 L USM
EOS R6+RF85mm F1.2 L USM
EOS R6+RF85mm F1.2 L USM
EOS R6+RF85mm F1.2 L USM
EOS R6+RF50mm F1.2 L USM
EOS R6+RF85mm F1.2 L USM
今回、ウェディングカメラマンとしてEOS R6を購入した決め手は、まず僕が旧EOS Rを撮影の仕事のメイン機として使っていたこと。
EOS R以前は5D markⅣを使っていたのですが、ウェディングの撮影はスタジオ撮影などと違って、特に結婚式の写真撮影ではカメラを2台ダブルストラップなどで1日8時間〜10時間ほど背負っていなければいけません。
結婚式の撮影は休憩ももちろんなく、半日トイレに行く時間もありません。けっこう重労働なんです。
その中で過去の一眼レフカメラの重量を考えると、ウェディングの現場では写真機としては十分だけれども、現場環境に適したカメラではないな、とSONYやFUJIFILMから軽量で高性能なカメラが発売される度に感じていました。
いくらカメラの性能が良くても、撮る側のカメラマンの体力の消耗や身体を痛めるものであってはいけない、そんな考えからSONYのα7ⅲを試験的に導入してみるのですが、キヤノンとSONYではセンサーの作りが違います。
特に僕は結婚式の撮影や前撮りでも、撮影した写真のデータは全てRAWデータでLightroomで1枚ずつ現像してゆくのですが、その作業の中でなかなかSONYのカメラセンサーに馴染めない自分が居ました。
泣く泣くSONYのα7ⅲは知り合いに譲ってしまったのですが、そこで登場したキヤノンの初代フルサイズミラーレスカメラ、EOS Rを導入します。
↑ Canon EOS R + RF50mm F1.2 USM ↑
キヤノンのEOS R6、R6、RとRシステムの良さの一つにEFレンズを純正の軽量アダプターで変換して使ってもかなり良い描写が撮れる、そういった特徴があります。
EOS R発売当初、Rシステムに対応するRFレンズのラインナップがかなり少なかったこと。その中からキヤノン側からの提案としてEFレンズを存分に使っていただける環境を作っていただけたのは本当に良かったです。
センサーの前にミラーを介していないのか、旧型のEFレンズでもピントの精度も素晴らしく良かったです。
EOS RからEOS R6
前置きが少し長くなりましたが、カメラ業界、ミラーレスカメラ戦国と言われる時代、CanonのEOS 5D markⅣからEOS Rjへ、そしてEOS R6と渡り歩く中、今回のEOS R6のレビューをさせていただきます。
これはα7ⅲやEOS Rよりもとても素晴らしく手に馴染む感じでした。
5Dを彷彿させるようなしっかりしたグリップ感ながらも、どこか軽量で小さくなって持ちやすい。しかしカメラとして真面目なしっかりした作りに安心させられました。
EOS R6の操作性は背面のボタンが5Dシリーズとよく似ているので、ずっと長きにわたって5Dシリーズを使ってきた自分には凄く操作のし易い、いつもの感じがとても嬉しかったです。
特にホイールボタンの部分で色温度のケルビンを変更できるようにカスタマイズできたり、ボタンカスタマイズについてもよく写真家やカメラマンのことを考えて作ってくださる感じがとても嬉しかったです。
まさにキヤノンが言う、快適操作は有言実行されているのではないでしょうか?
今回もEOS Rに引き続きバリアングル液晶を採用されています。また液晶画面もとても綺麗で、撮影したお写真をお客さんにお見せする時は反応も良いです。ただα7ⅲは液晶画面がチルトであることと、画面とEVF共に解像度が個人的に良くなくて、この点はさすがキヤノン!と思わせてくれる美しさでした。
EVF性能についても個人的に全く気にならなかったです。僕はミラーレスカメラのEVFよりも、一眼レフカメラのミラーを介したファインダーに慣れているのですが、残像感もなく、動く被写体にもとてもなめらかに表示してくれました。
AF性能はEOS Rから格段にアップされました。この点はα7ⅲシリーズのAFは素晴らしく速いのですが、それに近いくらい、スピード感のある食いつきがある速いAFで満足しています。ただややレンズによってAFの速度は個体差があるかもしれません。
今回はCanon EOS R6をウェディングフォトグラファーの感覚で主観的な感覚も交えて簡単なレビューをさせていただきましたが、カメラのボディも良いのですが、やはりカメラマンとして最も楽しみなのは、カメラのレンズです。
僕はカメラのボディよりも、どんなレンズが使いたいか?ここで使うカメラを判断します。
現在はEOS R6にRF15-35mmと50mmと85mmの高級レンズのみで撮影していますが、これからきっとキヤノンが面白いレンズを続々とリリースしてくると予想しています。またSIGMAやTAMRON、ツァイスなどのサードパーティー製のレンズが登場した際の組み合わせも気になるところ。
今回は従来のEOSシリーズよりカメラボディのマウント口径がαシリーズに比べてかなり大きく(Nikonが一番大きい)そのレンズとカメラの組み合わせによる描写に心から楽しみにしています。
いつもウェディングカメラマンとして撮影機材に悩んだりした時は、You Tubeで色んなフォトグラファーの方々がカメラのレビューや説明、違いをすごく丁寧にされているので、You Tubeでも色んな方々のご意見や感想を参考にしていただけると幸いです ^ ^ !
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