昨夜は春に結婚式を撮影させていただいた新郎さんと焼き鳥屋さんで結婚後のお話をする機会に恵まれました。
もう既にお子様がいらして、新生活の幸せな中、はじめての育児にご夫婦で日々奮闘されているとのこと。
「あの日を写真で見返せることが、とても嬉しい
だって結婚式の写真って自分たちでは撮れないじゃないですか。
今は育児で大変なので、毎日は見返せないけど、きっとこれから何年、何十年と経つにつれて家族の中でも新しい思い出ができて、その基盤に寺川さんに撮っていただいた結婚式の写真があると思うと価値がどんどん上がってゆきます。
実際僕たちが結婚式を挙げると決めたあのとき、撮ってほしいと思うカメラマンは寺川さんしか居ませんでした」
結婚後のお二人から実際にお会いして、直の声をお伺いすることは意外と少ないもの。
帰り道で一人であの日の撮影を振り返ってみると、自分はカメラマン、クリエイター認識で、自分を納得させるラインまで作品は生み続けなければいけない、と理想に向けて考えがち。
それはそれで、いいんです。
でも、家族とカメラマンという特殊な関係の中では、答えは意外とシンプルなものなのかもしれません。
何年、何十年と一瞬が育まれるなら、その場に立ち会わせていただいたカメラマンの僕も、この先何年、何十年と育んでいただいているという関係性。
ウェディングは一度きりと思いがちですが、実は目に見えない継続のつながりを自分自身で日々しっかり結べているか、すごく大切なことやなぁと。
技術や模倣より、ちょっとの優しさで、グッ!と変わってきます。
今回の新郎さんとの居酒屋トークを交えて(笑)ひとつわかったことがありました。
それは写真は決してその時だけのものではないということ。
ずっと継続して見ていただくにはどうすればいいのか?フォトグラファーとして、向き合う撮るべき瞬間は現在の目の前の一瞬であれども、伝えてゆく規模は何年、何十年という時間の中で、まるでワインのようにヴィンテージ、写真が年をとっても伝わってゆくものを、ずっと大切にしてゆきたいです。
そして新郎さんのiPhoneをチラ見したら、僕が撮った前撮りの写真が待受にされていました。
また、色々とお話したいなぁ♪
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