こんにちは!ウェディングフォトグラファーの寺川昌宏です、今回は普段、結婚式撮影や前撮りで使っているデジタルカメラではなく、フィルムカメラで前撮り、結婚写真を大阪の大仙公園の日本庭園で行ったウェディングフォトをご紹介!
カメラもすっかり便利になって、僕がウェディングフォトグラファーとしてデビューした当初の2013年あたりから既にフィルムでの結婚写真の撮影は行っている方々は少数派だったのですが、実は僕も世代的にカメラ、写真に携わりはじめた時はまだフィルム時代だったということもあって、前撮りの撮影の際にデジタルとフィルムの二刀流で撮影していた時期もありました。
今回ご紹介するフィルムウェディングフォトはこちらの和装前撮りより!
フィルムカメラで前撮りを撮る工程
デジタルカメラで撮影した写真データって本当に便利で、普段僕はずっとRAWデータで撮影して、コンピューター上で色味や明るさを調整して、全体的なトーンを落とし込んで仕上げてゆくのですが、フィルムカメラだと、まずカメラにフィルムを入れて、撮り終わったフィルムをラボという現像所に持ってゆきます。
そこで現像したフィルムを、コンピューター上で調整をかける特別なデータでスキャンしてもらって、編集と、なかなか手の込んだ写真師という芸術的な職業名が合っているような深いものになります。
大きく分けて
撮影・現像(ラボ)・スキャンと3人の人間が1つの写真を仕上げるために関与してくることになり、現代はフィルムの値段も高騰していて、こちらの和装前撮りの写真で使用している中判フィルムだと、12枚撮れるフィルムが1本あたり1200円。
それを現像して、デジタル媒体で見れるまでに3,000円くらいかかるので、12枚を見れるようにするだけで5,000円くらいかかってきます。
フィルム時代の感覚で考えると、結婚写真しかり、写真そのものは元々物凄く高価だったことがわかります。
ただデジタルで撮ったものをスマホに入れる感覚とは違って、本当の写真の真意的な部分がフィルムカメラからは感じられます。
フィルムで前撮りを撮る特徴
実際にこうしてフィルムで撮影した和装前撮りのウェディングフォトを見ていると、デジタルカメラと異なって被写体の花嫁さま、新郎新婦さまの曲線美がとても柔らかくて美しい。
デジタルカメラはこの辺りも全て機械的に行ってしまうので、レンズのピント感というものも機械的に合わせてしまうので、なかなかこの感じはデジタルカメラでは出ない気がします。
またカメラマンの僕も、デジタルだとメモリーカードがある以上、何回撮っても大丈夫なので、ミスが許されてしまうのですが、さすがに12枚撮りが1200円となると、1枚ずつの写真を撮影する緊張感、正確さというものも撮影環境もシビアになってきます。
ただこうしたフィルム撮影をしっかり行った上で、デジタルカメラでの撮影に切り替えると、感覚的にとても敏感になっているのか、デジタル撮影が楽になるメリットもカメラマンとしてあります。
フィルムが教えてくれる結婚写真らしさ
今回僕が普段のデジタルカメラではなく、フィルムカメラでの結婚写真をご紹介させていただいたのには理由があります。
実際に古い昔のカメラで、しかも最先端技術を搭載したデジタルカメラではなく、昔からあるフィルムで撮影した新郎新婦さんの写真を見ると、本当に写真って近年だとスマホやドローンなど便利になってきているんだけど、根底的なそのシンプルさや単純な感じは何も変わっていないなと感じます。
特に結婚写真って2人が笑っていれば良いというわけでもなく、何だか雰囲気の良いナチュラルな感じが大切。そこにフィルムのアナログ質感というものは凄く合う気がしました。
むしろ10年前のデジタルカメラで撮るよりも、フィルムで丁寧に撮った方がクオリティは良いのではないだろうか?とさえ感じます。
最近はインスタ映えや極端な加工も流行っていて、それは個人の楽しみとして良いんだけど、実は写真ってこうしたシンプルな源流の中で佇んていた、写真らしさがやっぱりカメラマンの僕は大好きです。
ウェディングカメラマンとして色んな経験を
こうしてフィルムで撮影した結婚写真を見返してみると、今までカメラマンとして活動を10年近くしながら、フィルムはじめ色んなものに携わることができたなぁと感じます。
もちろんこちらの新郎新婦さまのように素敵な笑顔と雰囲気いっぱいの方々から和装前撮りの撮影のご依頼をいただいたり、大阪の関西から東京や日本全国で大切な結婚式の撮影のご依頼をいただいたり
あるいはカメラマンになる前は世界中を旅しながら、旅先で色んな人の写真を撮らせていただいたり、広告写真の分野では本当にいろんなお仕事の方々のビジネス写真も撮らせていただきました。
そんな色んな経験から、その時の年齢は10代から30代まで、多感な時期に色んな経験をさせていただいているのはカメラマンとしてとてもありがたいです。
フィルムカメラではこんな感じの撮影ですが、デジタルはもっと色んなことができるので、是非とも写真好きな方々からの撮影のご相談もお待ちしております ^ ^
ウェディングフォトや写真撮影を通じて1組でも多くの皆さまにお会いできることを心より楽しみにしています。
今回の撮影場所
大仙公園 日本庭園
〒590-0801 大阪府堺市堺区大仙中町17
撮影際には公園事務所・日本庭園の許可が必要です。
本記事の結婚写真の撮影と執筆
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MS PHOTOGRAPHY主宰。大阪・関西を活動拠点に日本全国40都道府県で前撮り・フォトウェディング・結婚写真の撮影を行っています。写真歴17年。現在はフォトスタジオの企画プロデュース・父・夫として仕事に家事育児と奮闘中!
ウェディングカメラマン寺川昌宏の紹介
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