神戸(関西)で前撮りをした2人の結婚式
真冬に神戸アーバンウェディングフォトで結婚写真のロケーションフォト(前撮り)を撮影させていただいた2人の結婚式へお呼びいただき、またまた一路神戸へ。
こうして前撮りから結婚式まで撮影させていただくことも昔に比べて当たり前になってきましたが、少し興味深い話がひとつあります。
先日、結婚式の二次会の写真撮影が終わった時に、新郎新婦さまの幹事の方とウェディングフォトについてお話する機会がありました。年齢は多分、新郎新婦と同じくらいの20代半ばだと思います。
『普通、前撮りと結婚式って1人のカメラマンが撮影されるんですよね?』
とのご質問をいただきました。
実際は違います。前撮りは前撮り専門の業者や結婚式場で撮影し、結婚式当日は別のカメラマンが撮影するという風習自体に一貫性はありません。
『前撮りと結婚式のカメラマンを分けて何か意味があるんですか?』
これなんですね、最近の若い方の考え方は。非常に合理的です。
結婚式と前撮りで同じカメラマンを選ぶメリット
ところが、昔よく僕のところに寄せられていたご相談は、前撮りをする際に激安の金額表示に釣られた新郎新婦が結果的に撮影データを全て買取や衣装をこだわって選ぶことになると、元々の表示価格が倍以上にかかってしまった、だから結婚式当日の写真撮影の値段は抑えたい。
しかし撮る側と撮られる側、物理的にギリギリストイックに考えても、同じカメラマンやヘアメイクが担当した方が良い。
そもそも前撮りと結婚式の写真の残り方に、そこまで垣根がある議論になっていること自体がウェディングフォトの弱点なのかな。
確かにお友達が言われたように、カメラマンを分けるメリットというのは、好みのカメラマンが2人いた時に、前撮りと結婚式を分けるくらいでしかメリットはないかもしれませんね。
僕のところに撮影に来られる方は、まず前撮りで写真を納得していただいてから、結婚式もご依頼いただくことも多いですし、結婚式は別にカメラマンを頼まれている方も多いです。
実際には式場の提携カメラマンなど色んな大人な事情もありますが、写真の残り方についてそこまで縛りがあるのは、どんどんウェディングフォトのクオリティが上がりつつある日本で、表現生を欠いてゆくこと自体にメリットがあるのかどうかも悩ましいところ。
さて、そんな的確なご意見をもとに、前撮りと結婚式から二次会まで写真撮影を頼んでくださった新郎新婦の結婚式のフォトギャラリーご覧くださいませー!!
前撮りの写真をウェルカムボードに
神戸アーバンウェディングフォトのフルセットは、まず神戸の街中で少し撮影してから、夜のナイトフォトまで1日盛りだくさんな内容になります。
ですが今回の2人は出会った高校が同じで、まずは母校前撮りから。というか高校で出会った人と結婚できるってどれだけ幸せなんでしょうか(笑)すごい!!
なので豪華なナイトフォトだけではなく、シンプルに母校を大切にした写真をウェルカムボードにセレクトいただいたのだと思います。
やっぱり結婚式は、豪華さや目立つことばかりが大切じゃないですもんね。
そしていよいよ挙式がスタート!!
ゲストのみんなが笑顔溢れる結婚式
前撮りとカメラマンを続けるメリット
まず前撮りと結婚式のカメラマンを同じ人に選び続ける一つのメリットといえば、カメラマンとの会話です。
僕は撮影のときに、前撮りの場合は私服でラフな服装で、移動中の車の中で様々なお話をします。
それは結婚式の撮影前にあるような打ち合わせよりも、もっと深くて、濃いもの。だって結婚式の撮影前の打ち合わせってせいぜい30分から1時間以内のものですが、僕はやっぱり2人について、もっと知りたい。それが撮影のときに一つの良い写真を撮るヒントになったりします。
特に僕は家族写真や子供写真まで日頃撮影しているので
ご両親はどんな方か?
どんなお家で育ったか?
などなど、やっぱり初対面で30分ちょっとでは聞けないことを、前撮りの際に会話に交えれる。
もちろん僕も、自分の話させていただきますし、そこの理解があると無いとでは、残る写真がやっぱり違うと思うんですよね。
それは新郎新婦が行う結婚式への理解力への深さだと思います。
この日は僕の想定通り、同じ学校の友達が多かったこと。なんせ母校の前撮りですから。
さて、ここから披露宴がスタート!!
会社の方からのお二人のご説明(笑)
なかなか面白い内容でした!
それでは花嫁さまからお父様へ感謝のお手紙を。
毎回このシーンのために撮影に来ているといっても過言ではないくらい(笑)やっぱり大切な瞬間だと力んでしまいます。
前撮り・結婚式・家族写真へと続いてゆく
家族がはじまる瞬間から、結婚式後まで立ち会うこと、それゆえに再会が一番の喜びです。
僕にとって写真を撮るってことは、ただお金を稼ぐ手段ではなくて、まぁ実際デビュー当初はすごく貧乏だったので、それが期間的な目的だったこともありますが、やっぱり誰に出会って、繋がって、また再会がどこにあるかだと、きっとそれを重ねて巡らせる時間の中で、20代からカメラをもってずっと過ごしてきました。
結婚式だから、結婚式だけじゃなく、その後にもストーリーがあります。
実際に僕はどこにも所属していない完全フリーランスのウェディングカメラマンなので、何を誰かにしろと言われているわけではありません。
だからこそお手伝いできる自分なりのスタイルを、これからも頑張って精進してゆきたいと思います。
そして、そんな関係性を築けるカメラマンは現日本において、限られています。
本記事の結婚写真の撮影と執筆
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MS PHOTOGRAPHY主宰。大阪・関西を活動拠点に日本全国40都道府県で前撮り・フォトウェディング・結婚写真の撮影を行っています。写真歴17年。現在はフォトスタジオの企画プロデュース・父・夫として仕事に家事育児と奮闘中!
ウェディングカメラマン寺川昌宏の紹介
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