ギタリストの結婚式のカメラマンへー!!
1年前に、とある撮影のお問い合わせをいただきました。
「寺川さんのお写真に感動しました!是非僕たちの結婚式を撮ってください!」
結婚式は旧グッゲンハイム邸
場所は関西のフリープランナーやオリジナルウェディングの聖地、神戸の旧グッゲンハイム邸へ。
カメラマンもドレスも何でも持ち込みok!!
ここは最近ではNHKの連続テレビ小説”べっぴんさん”の撮影ロケ地でも使用されたり、神戸、兵庫界隈の地元のアーティスト、クリエイター、バンドマンからミュージシャンまで、イベントで使用したりなかなかナイスなイケてるイベントが目白押しな神戸の洋館。
またその歴史的な佇まいと、オシャレな雰囲気から関西ではグッゲンハイム邸で結婚式や前撮りを行われる方がとても増えてきています。
確かにパッケージングされた結婚式場やゲストハウスも良いけど、海が近くてイージーな雰囲気の会場って良いですよね。
だって結婚式なんてみーんな緊張していて、その緊張感は良い面はあるのですが、自分たちである程度ラフな感じで、コンセプトや目的があれば、プライベート洋館を貸し切ってウェディングパーティーやる方が良いんじゃないかなぁ?
そんな1年も前から撮影のご依頼をカメラマンへくださった2人の1日、1枚ずつじっくりと進めてゆきましょう!
とはいえ、天気は雨。
水たまりにうつしだされるグッゲンハイムも、また情緒があって良いんだけど、新郎新婦の2人はそりゃやっぱり晴れが希望だったのですが、まぁ見ててください。
結婚式において天気は確かに写真の写りにも関係するけど、人の気持ちあってこそ成り立つもの。
これまで挙式中に地震が起きたり、まぁ色んなイレギュラーなシチュエーションを超えてきた僕が思うのは、表面上の結婚式の形も大事だけど、人の気持ちや想いは、天気に左右されないんです。
それでは1日の準備からはじまります。
レコードと写真
新郎さまは準備段階でアナログレコード、またこれもジャズやブルース、ファンクといった僕も大好きなブラックミュージックをメインにかけてくださっています。
そしてツリーには家族の写真。
これまでの2人の成長や家族の何でもない家族写真。
当時は何でもない普通の写真だけど、こうやって節目で登場しやすい家族写真。
社会的に消費されやすい写真は節目で出てくるんだろうか?
以外と家族で撮った何気ない一枚が、人の節目で想いすらもプリントされている気がします。
雨だけど、アメニモマケズフタリノアイヲ
花嫁さまが手作りで作っているフードアクセサリー。
2人が大切にしてきたのは、お互いの時間やご縁の中で流れる中のBGMと。
和やかさだけで大味に彩りながら、少し結婚式当日の緊張感も含めながら。
それでは旧グッゲンハイム邸、オリジナルウェディングといえば!前撮りみたいなロケーションフォトがしっかり撮れることが魅力です。
そんな魅力をスタート!!
子どもみたいに一緒に過ごせること
大きな時間軸ではわずかな時かもしれないけど
大切な人の笑顔が見れる写真
ときに気持ちすら優しくなる
大切な人の笑顔を見たいから
手を握りたいときに居ないから
人は写真という文明を開発したんかな?
なーんてね♪
そう、結婚式の受付横に置かれていたギターはゲストや親族の方々記入をする結婚証明書代わりだったんですね♪
それではいよいよ挙式がスタート!
雨のグッゲンハイム邸、誰もが晴れを望むであろう日だからこそ、雨の日にしか彩れないものもあり。
なにより、天気を超えてゆけるのが結婚式!!
新郎さんのお母さんもほんと嬉しそう。
道は決して、細くはないし、床下暖房なんてグッゲンハイム邸にはございませーん。
だからこそ、これは夢ではなくて、しっかり一歩ずつを近づけてゆく、家族の日。
緊張を超えた先に、笑顔があるということを、僕たちは忘れてはならないみたい。
きっとこのギターは世界に一本だけのもの。
どんな音色がするんだろう?ひょっとしたら、弾きこなせれるのは、2人だけかもしれません。
ちょっと特別なこのギターだからこそ鳴らせれるコードとかがあったりしてね。
笑顔の先に涙も、でもまだパーティーが残ってるぜー!!
お父さんもこの日だからこそ、出る表情してますよね(笑)
めっちゃええ人やった。
ウェディングケーキは楽譜が載っています。
なになに?マクロレンズを付けて近づいて見てみると、この譜面はどうやら
Caravan
みたいなんですねー!
僕もニューオリンズ滞在しているときに沢山聴いた曲。
Caravanばりにジャジーでファンキーなファーストバイトでした。
そして母と。
2Fでは新郎さまがギターの練習中。
やっぱりセミアコは正装が一番かっこいいですね!
グッゲンハイム邸に合います♪
おっと(笑)ギターに集中しすぎて、花嫁さんを忘れかけていたぜ(笑)
音楽はいつの時代も残ってきて、その時代を象徴する音もあれば、限られた人たちの中で心に刻まれるような音楽もあり、その形式はほんとうに自由なもの。
きっと写真も、同じように。
そこにちょっと大切なことが秘められていて、その意味を探ることが、後々楽しかったり、ある日、意味そのものを考えさせられたり。
この日は、新婦さまのご意向によりご両親へのお手紙はなし。
そりゃ読むことがマストではありませんから。結婚式においては読まぬことが読んでいるようなものだったりします。
本日は二次会まで!
僕のところへ結婚式の写真撮影のご依頼をくださる方々のほとんどが、挙式・披露宴・二次会プラン。
今回も二次会終了後にウェディングプロデュース会社の方々と記念写真の撮影。
この音と笑顔と涙溢れる1日を作るチームワーク性はやっぱり素晴らしいです。
こんな素敵な結婚式を挙げる人がもっと増えたらいいなぁ。
現代では、それは「こだわり」ではなく「当たり前」なのかもしれません。
本当におめでとうございます!
アルバムのお届けまで今しばらくお待ちくださいませ。
旧グッゲンハイム邸
〒655-0872
兵庫県神戸市垂水区塩屋町3丁目5−17
WEB : http://www.nedogu.com/
本記事の結婚写真の撮影と執筆
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MS PHOTOGRAPHY主宰。大阪・神戸・京都の関西をベースに日本全国で前撮り・フォトウェディングを行っています。写真歴17年。
ウェディングカメラマン寺川昌宏の紹介
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