京都のお寺、法輪寺さんで前撮り、結婚写真の撮影でした。
京都といえばもうほぼ皆さま結婚写真といえば、和装前撮り!といったイメージではないでしょうか?
しかしなぜ京都で結婚写真を撮りたいのか?単純に撮影場所が和装に適しているからという理由も正解ですが、よく考えると京都で前撮りの写真撮影をしたからって、京都の古都のええ感じ全てを写すわけではありません。
その場所を好きだったり、そこで育ったり、色んな気持ちが溢れていることが写ることもまたウェディングフォトではないでしょうか?
今回は京都のお寺で前撮りだったのですが、新郎新婦さんにとって、とても思い出がある深い場所だということで、ご家族揃って和装前撮りの撮影をさせていただきました!
今回の京都での和装前撮りで特徴だったことは、ご家族も前撮りの撮影に参加されていること。もちろん花嫁さまが大好きな愛犬のワンちゃんも登場いただきました。
思えば日々、前撮りだけでなく、結婚式の撮影も行う結婚式のカメラマンとしても色んな結婚写真を撮影する立場として感じますが、やはり前撮りの良さは新郎新婦さんの理想を叶える部分が多く、結婚式の撮影は意外性だったり、その時の瞬間や状況、感情によって撮影に残る写真が異なるものです。
その中で、新郎新婦さんが前撮りではどんな写真を残されたいか?そこにウェディングカメラマンの僕自身が価値観を新郎新婦さんに押し付けるのではなく、お二人のご要望をお伺いしながら、自分の過去の撮影の経験や、アイデアですり合わせて、新郎新婦さんとカメラマンで一つの価値観を共有できることが、結婚が決まったらカメラマンを選ぶ、ということの醍醐味だと思います。
2人が呼び寄せたもの、これが結婚写真を残す上で、ひとつの重要なものになると考えています。
つまるところ結婚は2人の話であることが多いです。どれだけ両家のご両親が参入してこうようと(笑)実際に暮らすのは新郎新婦さんの2人であって、結婚写真も新郎新婦さんのその後の夫婦、家族としての暮らしの中に溶け込んでゆくもの。
その中に家族で撮影した写真があるということは、結婚の写真を家族で残すだけでも、ご両親への感謝の気持ちが溢れていると感じます。
確かに撮影したその時は、写真の綺麗な画質が魅力的に感じると思いますが、年々写真の画質というものも上がってゆく中で、結婚生活の中でその写真と夫婦がどう歩んでゆくのか。もちろん家族と結婚写真を残すことが全てではないし、2人でオシャレに楽しく撮影をすることも素敵なことです。
そんな2人だからこそ多くの幸せや感情を呼び寄せることができる、その価値観を大切にしていただけたら嬉しいです。
笑顔いっぱいのお二人。京都の素敵なお寺での和装前撮り、またご家族も交えることで、また違った京都前撮りをひとつ実現できたと思います。
京都前撮りといえば祇園や鴨川など素敵な場所はいっぱいあるのですが、そうではない京都というものも、また本当に美しいものです。
何より京都の新郎新婦さんは、大阪や神戸とは違って、和にとても馴染みが深い、よくわかっている人が多いなぁと感じます。
その和への理解力、また京都の街そのものが和を中心に今日も新しいアイデアなどと一緒に時代を進めている様子を見ると、やっぱり京都は和装前撮りという日本のウェディングフォトのスタンダードは外せませんね♪