こんにちは!ウェディングカメラマン寺川昌宏です。
いよいよ関西も桜が溢れてきて、春めいてきました。普段、結婚写真の撮影や前撮り、ウェディングフォトを撮影し続けているウェディングカメラマンの僕にとっても春とはとても1年の中で貴重な時期で、それは春に桜が開花するから桜前撮り、といったわけではなく、春は新しい季節の訪れ、つまり新しい生活がはじまる流動性が高い季節です。
特に結婚写真については春から新郎新婦として歩み始める人や、春に前撮りでなくとも夏、秋、冬に向けて結婚準備をされる花嫁さまが『結婚の写真を撮ろう』と思える季節です。
特徴的なことは冬とは違って、何といっても日本の春の気候の温暖のあたたかさが多くの人たちを笑顔にし、また明るい気持ちにさせてくれる重要な季節であることは間違いありません。
つまり冬を超えるということは、あたたかさが溢れる日に向かって着実に暮らしを進めてゆくということ。
その先に、誰かの結婚があったり、最高な1日がお待ちしております。
今回の撮影場所は京都は東山区にある八坂の塔付近で、ウェディングドレスや和装の着物ではなく、普段着とワンピースで等身大のお二人を撮影する少し変わったオリジナルフォトウェディングでした♪
京都で前撮りといえば和装前撮りが先に浮かびますが、それはあくまで神社、仏閣など、京都の街に対する無意識的なイメージであって、実際に古都と言われる京都と共に生きて結婚する人たちは僕たちと同様、現代を生きているので、必ずしも京都だから和装前撮りをしなきゃいけないといった強制性はありません(もちろん京都で和装前撮りは物凄く合うんだけど)
要は京都であれ、大阪や神戸の関西でも自分たちらしい素直な結婚写真が撮れれば良いですよね。それだけ京都の街、現存されている八坂の塔界隈にはロケーション前撮りを行えるだけの、懐の深さがあります。
京都前撮りの魅力は桜ではなく、やはり桜と呼吸する古都の街並み。
しかし京都前撮りにはメリット・デメリット双方ありまして、やはり日本有数の観光都市であるだけに、観光客の数というものはかなり多いです。その為、京都前撮りの際には早朝や深夜でない限り、撮影時に後ろに人が映り込んだり、現地のお店にご迷惑がかからないように配慮をする分、やはり前撮り撮影といった進行的な部分はスムーズではありません。
特に今回の撮影は渦中によりインバウンドの観光客の方もかなり少なかったので、スムーズに撮影は行えた方ではありますが、これが無事に収束し、皆さまが安心して結婚式を挙げれる時がきたとき、人の動きが流れ出すと同時に京都の街も人が増え、特に桜前撮りの人気シーズンなどでは混雑が予想されます。
その代わり、京都のメリットは他にない古都の美しい街並みが残せるということ。例えば京都前撮りの特徴に、観光地感のある写真ではなく、美しいものが美しいまま写真に残ってくれる景観性の強さ。
これは大阪の関西をはじめ、日本全国40都道府県で前撮りの撮影を続けてきた僕の中でも京都の美しさは特別です。
何より今回、京都桜前撮りを通して、とても嬉しかったことはウェディングカメラマンという感覚だと、こちらの素敵な新郎新婦さんに出会えたこと。
意外と知られていないのが、新郎新婦さんに営業をかけたような魅力的なウェディングフォトの潜在的な記事や広告というものは溢れているんだけど、そのお二人の結婚に写真撮影に携わるウェディングカメラマンの気持ちだったり、視点というのは殆ど語られていないもの。
語られていても『お二人の幸せのために全力を尽くすこと』みたいなよくある誰でも思いつく定番フレーズがほとんど。
もちろんその感覚は当たり前だけど、やっぱり僕のウェブサイトやブログ、日々のSNSでは、新郎新婦さんを新郎新婦として認識せずに、男女の2人の京都前撮りとして見させていただいています。
幸せを応援させていただくのは当然、しかしその先で新郎新婦さんの結婚写真、大切な時の撮影を個別に対応させていただくことで、ウェディングカメラマンの内部に流動性を持たせて、日本全国の新郎新婦さんへ限りなく客観性を持ってウェディングカメラマンとして前撮りや結婚式の撮影でお選びいただくこと。
ほとんどのウェディング業務というものは、一つの会社の組織の中で顔見知りや従順といった最も肝心なスキルを無視した流動性の低い閉鎖的な空間で業務受注の可否が決められているのも、未だ少なくありません。
そんな中だからこそ、1人ずつ個別に撮影を担当して、これまで、これからの新郎新婦さんに可視化できる結婚写真の撮影を判断していただく。
実はこれを10年間続けれていることが本当に自分にとっても幸せなことだったりします。
京都の桜前撮り、それ以外の京都フォトウェディングもお気軽にご相談くださいませ。